MLBにあってNPBにない思想
経営とかそういう話は良く分からないので、そういうのは専門家にお任せするとして。
PlayStation Awards 2004における元SCE会長 丸山茂雄氏のスピーチから。
※改行位置と強調だけ編集しました
いまだに覚えている数年前の記事がある。
Nintendo of Americaで我々の好敵手だったハワード・リンカーン氏がマリナーズの球団CEOに就いたときのインタビューだ。
球団経営にあたって『利益を出すこと』、『試合に勝つこと』、『シアトルに最高のエンターテインメントを提供すること』をあげていた。エンターテインメント・ビジネスをやっている人は本質を突いているとあらためて関心した。
プロ野球もエンターテインメントのひとつ。オーナーの名は数年たてば忘れてしまうこともあるが、選手の名前は決して忘れない。選手はコンテンツそのものだからだ。
野球もプレイステーションも言うなれば、すばらしいエンターテインメントをつくる“場”である。この“場”に愛情がある人でなければ、コンテンツをつくることはできない。
この場を生かすのはまさにクリエイター次第で、あらゆる人にとって思い出になりうるものを僕らはつくっている。記憶に残るのは、タイトルとクリエイターの名前だ、消費物資のように使い捨てるのではなく、心に残る作品を作り続けてほしい。
みんなに感動を残して、人生の節目節目の思い出に残せるように頑張ろう」
そう、プロ野球はみんなに夢を与えるエンターエインメント産業であり、本当のライバルは他球団ではなく、世の中にたくさんある他のエンターテインメント産業なんだ。
単に「利益を出し」たり「試合に勝つ」だけじゃ駄目なんだ。
球団経営に関わっている人たちの中に、「最高のエンターテインメントを提供する」ことに心を傾けている人がどれだけいるんだろうか。
経営者だけじゃない。選手たちの中にも自分達はエンターテイナーでありクリエイターなんだと考え、「みんなに感動を残して、人生の節目節目の思い出に残せるように」頑張っている人がどれだけいるんだろうか。
どっちが加害者でどっちが被害者だ、なんて議論はどうでもいい。
合併とか、買収とか、1リーグ制とか、ストライキとか言っている当事者達は、このことについて、もう一度考えてみた方がいいと思う。
「この“場”に愛情がある人でなければ、コンテンツをつくることはできない」
そうでなければ、いずれまた同じことが繰り返されるだろう。
【一応注釈】 ^^
MLB→Major League Baseball
NPB→Nippon Professional Baseball
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